10月16日、六日目
この日は一日ノースショア。
オリヴィエがラニアケアでサーフィンをしている間、波間に3回もウミガメがやってきた。ウミガメ見れたら明日もサーフィンいっていいよ、と宣言したけど、こんなにすぐに会えるとは。
加えてこのあと、ビーチの端にある岩場で藻を食べてる三匹のアオウミガメまで。
スキューバダイビングに行くとき、インストラクターに海中で会いたいものを聞かれると、ほぼ毎回ウミガメをリクエストする。初めて海の中で見たときの、空を飛ぶようなあの優雅な泳ぎはきっと一生忘れられない。
この日も、サーフィンからあがってきたオリヴィエにレオンを預けて、40分間、じいっとこの三匹を見てた。
そんなに好きなの、それでウミガメっていうと何を思う?とオリヴィエに聞かれて、考えてみたら「浦島太郎」。頭の中ではウミガメが、太郎を乗せてやっぱり優雅に泳いでいる。玉手箱の部分は、説明するのがちょっと難しかった。
じゃあ結論は、シマは出るなってことだ、というのがオリヴィエの解釈。そうだったっけ?
地元のスーパーFoodland で二日目に買ったボディボード。レオンは海の中でつかまってぷかぷかしてるのが好きだけど、陸にあがっても
ボードの上で寝そべったり立ったり。
もう帰ろうね、と抱きかかえると、もっと遊びたいんだとやっぱり泣き叫んだ。
初日から毎日。午前と午後に繰り返されて、これが旅行中に一番困ったことだった。2時間も3時間も遊びきって、お昼寝もせずに疲れているはずなのに。
夕方から、レオンの目のまわりがぽってりと腫れだした。日焼け止めが強すぎたのかしら。