2009年6月30日火曜日

話すとき。



レオンには何語で話すの、とよく質問される。わたしは日本語、オリヴィエはフランス語で、シンプルにそれが基本。


ミックスの友人に教えられたことでもあるのだけれど、親がそれぞれの母語で話しかけるということはとても大切なことらしい。


わたしの母国語はハングルだけど、母語は日本語。母語は自分がお母さんの胎内にいた時にお母さんを通して聞いてきた言語で、La langue maternelle (mother tongue)という。もう少し開いて考えると、胎児から3歳くらいまでの間にもっとも身近な人(両親など)から日常的にふれる言語。


レオンにはきれいな日本語を話してほしいし、きれいなフランス語を話してほしい。だから我が家では英語は混ぜない。わたしの会話は単語がたまにハングルだけど、これはわたしの背景を写す鏡みたいなものだから、そのまま使う。









ただしこれは三人のとき。英語圏の友達と一緒のときは英語で会話することもある。これは相手の立場をくんで会話する、という姿を見る機会。見渡してみれば世界はミックスなのだし、それは自然の姿。自分の背景をありのままに受け止めてくれますように。