2009年7月30日木曜日

バラ園。






先週末、サンノゼにある市営のローズガーデンに初めていってみた。1931年設立というからもうすぐ80歳。














中央にある噴水が乾いた空気をひんやり涼しくしてくれて、強い日差しの中でも気持ちがいいバラ園だった。

















風のあった日だからか、バラの香りはもうくらくらするほど。特に Julia Child というバラ。淡い黄色からふちにかけてピンク色のペタルのバラで、ついつい鼻をうずめたくなるような良い香り。
















木陰でピクニックをする人も多くて、我が家も韓国ベーカリーのパリ・バゲットで買ってきたデニッシュをのんびり食べた。













カランコロンと小さい台車をひきながらアイスを売ってるおじさんがいたりして、こんないいところがあったんだなあと改めて地元を見直した気分。きっともっといろいろあるんだろうなあ。


















お散歩中、レオンは小さい女の子たちをみつけるといちいち追いかけていく。しかしあちらはちらっとレオンを見るだけ。もっと大人の女性だと話しかけてくれるんだけど。
















初めて見た色でびっくりしたのが、 Stainless Steal というバラ。















紫のバラのひと?と思ったのはわたしだけかしら。。。
















女の子を追いかけつづけるレオンに待ったをかけて、さあ帰ろうと手を出して拒否された写真。また来ればいいじゃない。






2009年7月28日火曜日

☆ペンギンみたい☆





よちよち歩きの初期。














La marche du penguin.



2009年7月27日月曜日

ふわふわ。




レオンの髪がだいぶ長くなってきた。

















生まれてしばらくして一度ぬけたけど、もうずいぶんと生えそろって、6月には初めて前髪を4センチくらい切った。




















後ろなんかはくるんとなる。



















レオンがお昼寝するときになでてあげると、そりゃもう気持ち良さそうに嬉しそう。




















柔らかくって、ふわふわ。



















2009年7月24日金曜日

動物への気持ち。




今回の旅行中にレオンのことでめざましいなあと思ったことがふたつある。ひとつは大人のしぐさをかなり潔く真似るようになったこと。





例えば、大人が乾杯していればレオンも自分のカップを差し出して、乾杯に加わろうとする。乾杯したあと、ちゃんと飲むし。
















二つ目は動物への興味。馬や鳥や猫に犬。
















そしてロバのミモザ。シロツメクサを摘んでエサをあげるところを目撃して以来、レオンもそれはもう

















健気に、いっしょうけんめい摘んでいた。うまく摘めなくて草をもぎ取る感じなんだけど、あげたくてしかたがない。教えてないのに、そうしたいという気持ちが自然にあるんだわ。


















もう15ヶ月だもんね。



2009年7月23日木曜日

☆Human Nature☆



もう一曲。リハーサル中のマイケル・ジャクソン。あのやさしい独特の話し声も入っている。



もし生まれ変わるなら、という質問を考えるとして、自分にない才能で、心からうらやましいものと言えば。
わたしにとっては、歌う人。



MJはいなくなってしまったけれど、わたしたちはこれからも何度も彼の歌を聴いていく。






ブログの右下にある音楽バー「I'm Yours」をオフにしてから再生してください。












2009年7月22日水曜日

明日は帰国。


7月7日、七夕、十三日目





アルゴテラピーのおかげか、寝心地のよかったベッドのおかげなのか、朝が格別に気持ちよかった。自分で言うのもなんだけど、表情まで軽くなった気がする。

















午前中はタラソテラピーを交互に受けて、合間には海水プール。さあ、見て。レオンも泳ぐ気満々よ。




















ビート板にのせたら、教えてないのに足をバタバタさせている。音楽を聞いて踊るとかもそうだけど、人間の本能なんだわ。



















午後にはパリに戻って、オリヴィエの両親と待ち合わせをしてお茶。ジャックが着ているのはお土産で持っていった Hollister のTシャツ。

















待ち合わせした14区のアレジアは以前わたしたちが住んでいたところで、散歩していたらオリヴィエが通っていたジュジュツの道場前を通りかかった。左奥に「道」と看板のあるところ。先生、元気かなあ。













とうとう我が家の休暇も明日でおわり。空港近くのホテルに向かう車の中、ラジオをつけたら、ちょうどロサンジェルスでマイケル・ジャクソンの追悼セレモニーが始まったところ。
Je ne veux pas la fin de nous  が流れてきた。MJが I just can't stop loving you をフランス語で歌ったバージョン。ささやくような、フランス語らしいフランス語でした。




2009年7月18日土曜日

太陽の人。



7月3日、九日目





午前中は病院にいって、昨日うまれたばかりのカジミアに対面させてもらった。














出産した日の翌日に、人に会う余裕なんてないと思う、わたしも経験者だからこれはほんと、と何度もセバスチャンに言ったけど、ディナの家族はカナダやシリアにいるので近くに誰もいない、会ってくれなきゃだめ!と後押してもらって行ってしまった。元ラガーマンだけに押しがうまい。ほやほやのカジミアくんはもちろんかわいかった。ディナも元気そう。















その後はシャトーに戻って、ワンコのシブレット&バジリクと遊び、午後は St Valery Sur-Somme という海辺の小さな美しい街に散歩がてらいってみた。

















拡大しても見えづらいと思うんだけど、岸向こうの草原には白い点々があって、これは羊の群れ。この羊たちは海水を含む草を食べて育つから、その羊肉は独特の風味があって美味らしい。










この日のディナーは特別。レオンがいてちゃんとしたレストランへはいけないからと、オリヴィエがセブに Menu Degustation を頼んでくれていた。



デグスタシオン、って通常のコース料理ではなくて、シェフが腕をかけた自慢の料理をすこしづつ次々と出してくれるもの。もうお腹いっぱい!というところでストップをかけて、と言われて、わたしは七皿まで。セブはもっともっと準備しておいてくれたらしいけど、これ以上食べてももう味がわからなくなっちゃうわ。













一番のお気に入りは4皿目にきた「フォアグラのマーブル」。今回の旅行でもっとも心に残った一皿。









食事中、オリヴィエがセブのお父さんについて話してくれた。今はもうシャトーを息子たちに譲って引退したんだけれど、ああいう人を Chaleureux っていうんだよ、という。














「シャルウールー」とは、太陽のようにあたたかい人柄のこと。いつ会っても旧知の友だちのように迎えてくれる、ステキなお父さんなんだって。それはセバスチャンにもばっちり受け継がれているし、きっとカジミアもそんな男の子になるんだろうなあと思った。







2009年7月13日月曜日

ミントとチェリー。


6月28日、四日目




レンタカーでパリを出発し、3時間でブルターニュの玄関レンヌに到着。エリックと彼女がバーベキューを用意してくれていた。














来年40歳を迎えるエリックは、40歳記念に友人たちとアイロンマン・レースに参加する計画を練っている。数年前からの計画で、オリヴィエがトライアスロンを始めたのもこれがきっかけ。できれば来年、一緒に参加したいと思っている。






エリックは先週、布石としてのハーフアイロンマンを完走したばかり。オリヴィエはかなりのスポーツ好きだけど、こっちは一歩も二歩も先をいっていると思う。ほとんどトレーニングなしでハーフを完走してしまうんだから、その体力。













しかも頭脳明晰。統計の教授で、政府助成の統計研究所も持っており、統計用の数式をつくりあげる頭脳のもちぬしなのだから天は二物を、と言いたくなる。オリヴィエいわく、頭の中の本棚がすごいらしい。










チェリーの木陰でのバーベキュー。チェリーはこの日のチェリー・クラフティになり、小枝は暖炉の薪になるという。















バーベキューは、庭で朽ちた、良い香りのするローレルの木を使って焼いてくれていた。


エリックはお母さんがデンマーク人で、「レオンには母語で話しなさいね」と最初に教えてくれた人。エリックに言われればついなんでも素直に聞く気持ちになってしまう。そういう人っているのよね。
















冷水にはミントを添えてくれた。こんな風に丁寧に暮らせたら、きっと生きているっていう実感があるんだろうなあ。




2009年7月9日木曜日

ただいま。



昨日、戻ってきました。2週間の、年に一度の帰国休暇を終えて。














出発する前は、二週間ものんびりできる〜、なんてのんきに思っていたけど、行ってみれば、のんびりなんてほど遠いバカンスだった。















家族から離れて暮らしているから、国へ帰ればあの人に会わないと、この人にあいさつしないと、家族とできるだけ過ごさないと、あれこれしとかないと!と欲張りすぎて、怒濤の移動の日々。
















それでももちろん非日常の日々は楽しい。洗礼式もなんとか無事におわったし。レオンの洗礼のためにゴッドペアレンツのギヨームとモモからメダイをいただいた。



















メダイはゴッドファザーが、鎖はゴッドマザーが用意してくれました。





(しばらく旅行日記です)




2009年7月1日水曜日

みつごのたましい。




レオンが生まれた頃に、妹がゆずってくれたある本を読んだ。子育てについて書かれた本で、子育てでもっとも大事なことは「肯定感」をしっかり育むこと、という内容。


「生きていくうえで、いちばん大切なことは自己評価、自己肯定感を持つこと」とあって、それってほんとうにその通りだと目からウロコ。わたしが結婚できたのも肯定感をオリヴィエが与えてくれるからだし。


自己評価は、自分に対する信頼。肯定感は、わたしは存在価値があるんだ、大切な人間なんだ、生きていていいんだ、と言う気持ちのこと。肯定感をそだてるには安心感が必要で、だっこしたり、一緒に笑ったり、だだをこねて甘えたりすることで安心が芽を出す。


そして、ネグレクト(無視、放置)をしないこと。泣いているときはレオンがなにかを意思表示している証拠だから、無視せず抱き上げ、放置せず声をかける。これがなかなかその通りにはできないのだけど。。。


肯定感の土台を築くのが、0〜3歳というから、まさに三つ子の魂百まで。愛の反対は無関心なのだから、これは心しておこうと思う。その後のしつけや教育は、この土台がしっかりしていればこそ築ける、ともある。