6月5日、二日目。
一晩ゆっくりして翌日の午前中はビアリッツをひと巡りした。
ビアリッツ、オリヴィエにとって一番の魅力はやっぱり波。知る人ぞ知るヨーロッパ有数のサーフィン天国なんだって。
お昼はホテルに戻って le Ponton で。レオンが旅の興奮からかすぐに「やったー」「できたー」と大声でいろいろ知らせてくれるので、開店一番に入って、さっさとサービスしてもらう。
わたしが選んだのは白身魚のグリルで大当たり。この日の rouget (ニシヒメジ)も、翌日の dorade (タイ)も魚がおいしい!と久しぶりに実感した感じ。特に dorade は脂がのっていて、グリルでパリパリの皮ともう最高、オリヴィエに味見させるのがおしかった。
この後わたしとレオンはお昼寝。オリヴィエは、今朝着いたばかりのロアンと待ち合わせてサーフィンへ行ってきた。パリに住んでいるロアンはこっちにアパートを持っていて、週末はサーフィンをしに通ってくる。冗談じゃなく、サーフィンに人生を捧げているような人。
夕方、ロアンのアパートへ。サーファー男4人の仲間に自分も入りたいらしくて、うろちょろするレオン。
晩はみんなでビーチ沿いのブラッスリーへ。
レストランで小さいボーイズを見ててあれ?と思ったのが、えり付シャツを着ている子が多いということ。夜はヨーロピアンらしく、子供でもえり付を着て出掛けるんだわ。その子たちの大人然とかわいいこと。
しばらくしたら、レストランで居合わせた子供たちがレストラン前で chat と呼ばれる鬼ゴッゴを始めた。5歳とか6歳のお兄さんやお姉さんたち。レオンもどうしても混じりたいらしく、やったー!できたー!とひとり叫びながらみんなの周りを走り回っていた。レオンは「鬼」の子を真似して必死にお兄さんたちにタッチしている。わたしは、レオンが押しすぎはしないかと心配で。
そんなわたしにロアンがひとこと。子供って、なんとか遊びに入る方法を知ってるんだよ、だから大丈夫。ほんとだね。