2010年8月31日火曜日

パズル。








デイケアにお迎えにいくとき、ドアの外から中の様子をチラ見するのがちょっとした楽しみ。レオンはどんな風に遊んでいるのかなあと。大好きなスタッフのTさんに抱きついてたり、お友達と向かい合って正座でおままごとしていたり、お兄ちゃんたちとテーブル回りを嬌声あげながら追いかけっこしていたりする。



先日、迎えにいったら見当たらず、部屋に入ってみるとレオンはひとり、テーブルに座っていてこちらに背をむけていた。スタッフさんが「レオンくんママきましたよー」と一声。



するとゆっくりとこちらを向いて「ああ、どうも」てな感じでわたしに会釈して、またテーブルに視線を戻してしまった。近くまでいったら、なるほど、パズルをしていたのよ。アンパンマンの大きめパズルで、あと1ピースで完成てところ。集中してたんだね。










家のクローゼットにはレオンにはまだ渡していない玩具や絵本がけっこうある。たくさんだとひとつにじっくり取り組まない気がして、特にいただいた玩具は時機がくるまでおいておこうと思ったりして。そのひとつが去年、母が持ってきてくれたアンパンマンのパズル絵本。


アンパンマンの絵を見るだけのつもりでレオンに渡したら、すぐにパズルをはずしてしまった。まだできないだろうと思って、わたしがさっさとピースをはめてしまったら、それをじっと見ていてすぐに自分で。しかも、初めてなのに、外側のピースはすべてあっという間にはめてしまった。びっくり。

















母に言ったら、月齢が一ヶ月上で2歳6ヶ月の従姉のリナちゃん、「もういやになっちゃうくらいパズルできるわよ。レオンにもやらせてみなさい」って。まだまだだろう、と思っていても、レオンにはできること、たくさんあるんだろうね。
















レオン、集中してるときはこういう口をする。


















あれから一週間。全ピースはめられる日もでてきた。脳みそがぐんぐん回転してるのが聞こえてきそう。







2010年8月29日日曜日

お茶。








デイケアの日が一緒の shoko ちゃんと miki ちゃんと一緒に、ロスガトスのダウンタウンでランチをした日。ちょうど二年前にこういうことがあったなあと思い出したよ。














生後5ヶ月のレオンをオリヴィエにあずけて、peet's coffee で三人でお茶をした。ミクシーのランチ会では別のテーブルだったけど、ご近所さんだと分かって。それにあのときは shoko ちゃんが妊婦さんだったなあ。
















3時間おしゃべりをして帰ってきたら、オリヴィエに、よく初対面でそんなに話すことあるね、って言われたんだった。







2010年8月27日金曜日

やっと家が片付いた。







引っ越してきて丸3ヶ月。ようやく片付いた。途中でめんどくさくなってしまって、段ボールが部屋にあっても気にならなくなりかけていたけど、ムチ打って片付け。















もうひとを呼んでも、あせることはないわ。















東海岸から出張できたクリスチャンは、オリヴィエがつくばにいたころからの同僚。オリヴィエは兵役代替プログラムの一環でつくばのAL社研究所に派遣されていた。




オリヴィエアが納豆嫌いになったのはこのひとのせいだよ。当時つきあっていた彼女を置いて、泣く泣く日本に飛んできたオリヴィエを、到着したくたくたの晩にレジスとクリスチャンが寿司屋へ連れていき、納豆巻を強要。強烈すぎて、その晩ひとりで泣いたらしい。










2010年8月25日水曜日

びっくり大泣き。







デイケアで預かってもらうようになったのは去年の9月だから、ほぼ一年。レオンはデイケアに着くといつも迎えてくれるSさんの元へつんのめるようにして走っていく。わたしが後にしても泣いたことがなくて、だから安心して預けていくことができた。




















それなのにこの夏、はじめて大泣きした。その朝はSさんが見えず、ほかのスタッフさんが出迎えてくれたんだけど、見るなりレオンの体がなんと硬直。そういう風に泣く朝が数回つづいて、びっくりした。一度はスタッフさんが抱き上げたときにわたしから離れまいとわたしの顔をつかもうとして、鼻に指をつっこまれママは鼻血ダラダラ。なにか、気にかけた方がよい原因があるのかも、と心配になった。
Sさんが夏休みから戻って朝に迎えてくれるようになったら、泣くのはぴったりおさまった。ふむ。


















3歳まではとにかく親との関係がなによりも大切で、それがこれからの学ぶ力や好奇心、人間関係に深くつながると読んだ。だから預けるときは、子供が母に甘えるような気持ちで接することができる存在が大事だということも。それはおばあちゃんだったり、デイケアのスタッフさんだったり、安心して飛び込んでいけるひと。レオンは今、人生の大切な土台づくりをしているところなんだ。








2010年8月23日月曜日

ベッド回りの。








赤ちゃんのベッド回りを囲む、トゥードゥリを縫っている。レオンがまだクリブを使っているので、赤ちゃんが半年くらいは使えそうな小さいサイズのクリブを選んだら、そのベッドはイレギュラーサイズで、それに合うトゥードゥリは在庫切れだったのでじゃあ作るわと。レオンがデイケアに行く日にちょっとづつ縫っていて、もうすぐ出来上がり。


















スモッキング、全面にするの?とオリヴィエに訊かれたけど、全面だとしつこいので一部だけだよ。ギンガムチェックの生地だったらもうちょっと揃ったと思うんだけどね。


















裁ちバサミがなくて、糸切りばさみと普通のはさみで布を裁っているから、そろそろちゃんとハサミを探そうかなと思った。









おなかの赤ちゃんがやっと無事に32週をこえてくれた。もうちょっとおなかのなかにいてほしいけれど、これですこしひと安心。










2010年8月20日金曜日

山のスケッチ。









ジョジアンが描いてくれた鉛筆画をやっと額装した。レオンが生まれた2008年にサンノゼにきてくれて、そのときにあの部屋の窓から見えた山並をスケッチしたもの。レオンが丸二歳を過ぎるまでずっと見ていた風景だよ。

















額縁マットの色を選ぶのが、時間はかかるけど楽しい作業。sea green という色にしたけどうまくいったわ。















レオン、自分のクローゼットからトレパンを持ってきて頭にかぶって笑っていた。オリヴィエが撮って、というので一枚。






2010年8月19日木曜日

18年前の旅行。











18歳のとき、ハンメが親戚訪問をするのでお伴をしてピョンヤンへ一緒に行った。朝鮮半島の話はたくさん聞いていたし写真もたくさん見たと思うけれど、生まれて初めて、霞がかったその山並を目にしたときは涙が不思議なくらい、次から次へと出てきたわ。







そのときに会った親戚のみんなのことはひとりひとりちゃんと覚えている。
柳の連なる川沿いの散歩に連れていってくれた大きい伯父さん、話しが楽しい小さい伯父さん、伯母さんは銭湯に連れていってくれて背中を流しあいっこし、一番上の従兄の結婚式では歌を歌わされ、音大に通っていた従兄はバイオリンを弾いてくれ、従姉妹とは日本から持っていった nonno をこっそりながめたりした。今は年賀状も交換できないし、レオンの写真を一枚送ることもできない。



















大きい伯父さんが、立派な社会人になりなさい、とプレゼントしてくれたパーカーの英国製ボールペン。これはレオンに譲るつもり。レオンはいつか、みんなに会えるんだろうか。














2010年8月16日月曜日

ソバン先生。











パリに住んでいたとき、週に一度、オリヴィエと一緒にテコンドーを習いに行っていた。


















ソバン先生はカンボジア出身の物腰のほんとに温厚なやさしい先生で、わたしたちは大好きだった。








先生のおうちに生徒が集まってバーベキューをしたとき、オリヴィエが先生の隣に座っていたら、アジア人の彼女は人当たりはいいけれど一筋縄じゃいかないだろう?なんでも相談にのるからね、と言ってもらったらしい。








その日、先生はわたしに、若いときにカンボジアからフランスへきたけれど、以来、一度も帰っていないと言った。家族も親戚も、消息を一切とることができなかった、と言った。なにも言えなかったし、そういうことをこれからもずっと抱えて生きて行く人生を想像すると今でも言葉にならないけれど、そういうひとがこの世にはきっとたくさんいる。ということを、八月はおもう。








2010年8月12日木曜日

生地屋。







ユニオンスクエアの Britex fabrics で、赤ちゃんのベッドまわりのものを縫うための生地を選んできた。スモッキング刺繍をするつもりなので、ギンガムチェックかストライプというのが条件。オリヴィエが選んだのはコーヒーベージュのストライプ。
















朱色やエメラルドグリーンがきれいな布はひとめで気に入り、クッションでも作ろうかと。生地を見にいくとつい買いすぎる。
















前に hancock fabrics で見つけたオウムのボタンはあまりに気になって、棚にあった分全部買ってきた。









2010年8月10日火曜日

パパと自転車。









オリヴィエが新しく自転車を買ってきた。補助シートを使ってレオンを連れてサイクリングに行きたいそうで。















日本のように、1万5千円くらいで買えるママチャリはここではみつからなくて、これはオリヴィエがいろいろ説明してくれたけどわたしにはさっぱり分からない高機能自転車。前のボーナスの自分用予算を温存しておいて買ってきたくらいだから、ずっと欲しかったんだろうね。
















レオンはサイクリング中、ワンちゃんとすれ違うたびに大声でオリヴィエに教えてくれるらしい。




ジョギングストローラーかこの自転車で二人はけっこうよくでかけるので、おかげでわたしは横になることができて休まり大助かり。今日もでかけるかな、とほんとは毎日心待ちにしている。妊娠前体重から9キロ近く増えたので、自分が重い。



















2010年8月8日日曜日

ジムのプール。







オリヴィエはオフィス近くのジムに登録してあって、けっこうランチの時間に泳ぎに行っている。引っ越してきてプールがなくなってしまったからちょっと遠いけど、レオンをジムのプールへ連れていってあげることにした。















天気のいいカリフォルニアにいるうちは、水遊びを存分にさせてあげたい。













2010年8月6日金曜日

ハイポーズ。








最近、写真を撮ろうとするとポーズを構えていることに気がついた。

















それなあに?









2010年8月4日水曜日

あさがお。












どんなに自分の子供がかわいくても、育てていくのはたいへんな大仕事。家族の助け、友だち家族やデイケア、ご近所さんの助け、職場の理解、それに住んでいる町の見守ってくれる視線がないとできない。







大阪の小さな女の子と男の子が犠牲になり、その姉弟を公園で見かけたことがあるというあるお母さんが、「自分の子供だけが元気なのが悲しい。なにかしてあげられたらよかったのに」と言ったのを読んで、ほんとうにそう思う。今も、同じような状況にいる子がたぶんほかにもいると思うと、ほんとうに。




















デイケアの工作の時間に作ったという朝顔。レオンが大好きなスタッフのTさんが作ってくれて、レオンも貼るのをちょっと手伝ったらしい。レオンに優しくしてくれるひとがいると思うと、それを考えるだけでとても助けになる。













2010年8月1日日曜日

サングラス。








サングラスが壊れてしまい、新調したくてやっと見つけたのがスタンフォードのモールで。















花がいっぱいのモールで、土地柄お行儀のいい人が多いけれど、けっこう花を摘んでくひとを見かける。意外だよ。







眼鏡屋さんの隣にはベーカリーがあって、ストロベリーロマノフというおやつがお気に入り。苺ムース、フレッシュ苺ソースに生クリーム。





















大きなアジサイの下でひとやすみ。この一ヶ月でおなかもかなり大きくなって、すぐ休みたくなる。













サングラス、もうレオンには貸せないわ。