2009年12月31日木曜日

新しい手帳。





「パレオマニア」を読み終わったら、とても家族の歴史が気になってきた。

















パレオマニアは大英博物館に所蔵されているモノに縁のある土地を、「過去の人たちに会いたい」と著者が旅をする話。


100年前の話もあるし、五千年前の話もある。読んでいるうちに、わたしの家族はどうだったんだろう?という気持ちがむくむく出てきた。











100年前と言えば1910年。祖母は1914年生まれだったから、わたしの曾祖母や曾祖父が、ちょうど青年だった頃。200年前は?ひいおばあちゃんの、ひいおばあちゃんの頃。そう考えるとずいぶん身近なことなのに、ほとんど何にも知らない。



やっぱり白いチョゴリを着たのかしら。お料理が上手だとお父さんにほめられたり、ポジャギをちくちく縫ったりしたのかしら。子供のときはどの川でセリ摘みをしたのかな?結婚式ではどんな歌を歌ったんだろう?


















なんだかいつも自分のことばかりで、近くにいてくれたのに祖母の話にちっとも耳を傾けてこなかった自分が、今ここにポツンと残されている気がする。










一週間ほど前、これまで使っていたダヴィンチの自画像が表紙のノートが終わって、新しいメモ手帳を買ってきた。






















今度、レオンのハンメに会うときは、ハンメのハラボジやハルモニの話をもっときちんと聞いてみよう。今度、オリヴィエのおばあちゃんに会うときは、おばあちゃんたちのお母さんやお父さんの話を聞かせてもらおう。おばあちゃんの若いときの写真だって見せてもらおう。




















そういうことをレオンに伝えるために書いているのだから、来年はもっともっと家族の話を書けるようになりたいと思う。







2009年12月30日水曜日

周ちゃん到着。











ぶーっぶーっ、と声を出しながらトーマスで遊ぶレオン。誰が教えなくても車で遊ぶときはそう言いたいのかしら?













毎回脱輪。









今日から妹の周ちゃんが我が家に遊びにきています。





二年前にきてくれた時は、サンノゼから車で北上7時間のレッドウッド国立公園へ、キャンプに行ったのね。世界一、背の高い木があるところ。たき火でパンを焼いたりして楽しかった。テントで寝たのもわたしは初めてだったし。













これは、その帰りに寄ったメンドゥッチーノにて。このときレオンはまだお腹の中で、5ヶ月くらいだった。




レオンは風邪でハナズルズルだけど、楽しい年末年始になりそうです。













今日読んでくれたひとりひとりの方に。どうぞ良いお年を。













2009年12月28日月曜日

一週間のパン。





土曜の午前中、オリヴィエとレオンがパロアルトの青空市へ食材の買い出しにいってくれたとき、






鶏の丸焼きとパンも買ってきた。お腹が空いていたんだね?













そんなに大きいパンを選んでくるなんて。







いい匂いがするパンに鼻をうずめたレオン













もう待ちきれず、もちもちしてる中身を彫って食べている。












こら、誰だってラミドゥパン(パンの中)が好きなんだから!とランチを準備中のパパに叱られていた。パンに夢中で全然聞いてないけどね。



Pain au levain 、パンオルヴァンと呼ぶこの丸パンは一週間くらい保つ。発酵させるときの工夫が効いて、ぱさぱさにならないから。










オリヴィエはポテトをゆでて、フォアグラを作ったときに出来た脂でソテーしてくれた。












フォアグラの香りが部屋中にぷんぷんして、のどがきゅうきゅう鳴る。このポテトを食べながら、「今年のフォアグラはああだった、こうだった」と話すのがクリスマス後の定番ぽい。結論はいつも、もっと食べたかった、ってとこなんだけど。








レオンは、パンはむしゃむしゃ食べるけど、チキンを食べなさいと声をかけると



















ずえったいいらない!とのけぞる。最近のけぞる角度が危険なほどになってきた。今日のところは、大根のお味噌汁を食べたから、まあいいんじゃないかしら。









2009年12月27日日曜日

クリスマスの晩。







クリスマスの晩は、ガクくんのお家でクリスマスパーティを開催してくれた。














フルーツサラダを盛ってもらったお二人。互いのお皿の中身をちらちら見ながら食べている。おかわりはねえ、自由なんだよ。



















親もたくさん食べたけど、ハイライトはサンタさんだった。サンタを見ると子供は泣く、と聞いていたのだけど、レオンはなんとなく大丈夫そう。


















Sサンタさんから、みんなとお揃いのステキなプレゼントをいただき。


















ブレブレの記念撮影。大人を動揺させるほどのギャン泣き大合唱で、家が揺れた気がした。サンタのどの部分がこわいのかしら? ニヤリと笑っているように見せてしまうひげ面? 目が合うなり泣く、と聞いていたけどほんとにそうだったもの。








サンタは二度やってきた。







Jサンタちゃん。レオンは微妙に興味があるらしく、1メートルくらいの距離をとって、じっと、しかし疑り深げに見つめている。

















でも、最後には握手とハイファイブもできたのね。来年もまたぜひ来てください。











家族と離れて暮らしているわたしたちだけど、2009年もあっという間だったのは、やっぱり仲良く遊んでくれたお友達家族のおかげ。どうもありがとう。来年も、みんなと楽しく一年を過ごせますように。



















2009年12月26日土曜日

クリスマスの散歩。





クリスマスの朝は、近所の Alviso Marina county park へお散歩に。



















夏は水鳥で混雑してた風景も、大きいペリカンなどが南へ飛んでいったあとなので、休暇然としてすっきり。






















途中で、乗り上げているヨットを遠くに見つけて















ばっさばっさと獣道を行った二人。ヨットはいい状態で、しかももうひとつの小舟にのっかかる形で捨て置かれているらしい。











帰りは途中からレオンも歩かせてみたら、びっくり。



















2キロ近くも、ひとりで歩いた。















水の近くってなんて気持ちがいいんだろうね。











すっかりお腹が空いて、帰りの車中の話は家で何を食べるか、もうそれだけ。珍しくわたしがオムレツを作った。
















具をラタトゥイユとチーズにしたらさっぱりで、うわ、おいしい。昨日の前菜でオリヴィエが作ったフォアグラのミキュイも寄せて、空きっ腹に大好評だった。









2009年12月25日金曜日

イブのステーキ。





当日って、いつもあっけないくらいさっさと過ぎてしまう。















24日のディナーテーブルにはちょっと飾りとして、ウィンターベリーと松の小枝、雪の結晶を置いてみた。お母さんのジョジアンは必ずクリスマスらしくテーブルを飾るもんね。

















晩はレオンだけ早めに夕飯を済ませて、ミサへ。


















レオンの分も歌っておいたよ。仏教徒でも、意外に知ってる賛美歌ばかりだったから。






















冷える教会から戻ってきたらすごくお腹が空いていて、ステーキを食べた。エシャロットをたっぷり添えて。この日のために特別に、和州牛?というのを買っておいた。いつものアンガスビーフの3倍の値段。せっかくだから食べ比べようと、一枚づつ焼いて、それぞれを半ぶんづつ。















オリヴィエに「右と左、どっちのステーキが好き?」と言われて、がーん。どうしよう。3倍も変わる違いが分からない。なんとなく、右の方が好きかも?
















と賭けたら、3分の1のお値段の方だった。わは。








Joyeux Noel!

















2009年12月23日水曜日

日曜の夕食。





キャンドルをみっつ焚いて、夕飯にした日曜の晩。ほほ〜、キャンドルだよ、セッショー。

















とオリヴィエが言ったら、セショーは暖炉があるあっちだよ?とレオン。


















一緒にセショーってやって!と声をかけたら素直に見せてくれた。
















でも、このあとの夕飯はめちゃくちゃ。









野菜を煮込んだラタトゥイユをおいしく一緒に食べていた。オリヴィエがシェーブル(ヤギのチーズ)をぬったパンを食べていて、レオンもほしいというから一口あげたら、もうチーズ付きパン以外は何も食べないよ!と急に、荒々しくなった。



パンもあげるけど、ラタトゥイユも食べなさい。ずえったいイヤ!の二人のやりとりが始まって、レオンはなぜかかたくなに、すごい勢いで拒否をする。じゃあ、あと一口だけ、お野菜を食べたら終わりにしようと折れてもダメ。パンだけ食べると泣きわめきフォークを投げ、アレオコアンを繰り返した。こんなこと初めて。
















ここ最近、なにかをレオンに問いかけると、ノンノン、とまず首を横にふることが増えた。これまではいっつもうんうん、と縦にふってくれたところなのに。これってなんだろうね。レオンとのまるでケンカみたいな夕飯に、パパはちょっと、涙ぐんでしまったよ。








レオンももう20ヶ月。たぶん、そろそろ次のステップが近づいている。









2009年12月22日火曜日

椅子でも一緒。




クマさんを自分のイスに並べて座らせていた。遊び方がどんどん変わってきている。
















よく入ったねえ。落ちないようにね。写真を一枚撮らせてちょうだい。

















と声をかけたら














ぐいっとチュウしてくれた。









今年のアドヴェントカレンダー。












よく見てみたら、サンタクロースとミセス・クロースがプレゼントを用意しているクリスマス工場だった。今ごろ世界中のこどもが明後日のプレゼントを楽しみにしてるんだと思うと、ちょっとはらはらする。待っているところにたくさん届いてくれますように。








2009年12月21日月曜日

編みなおし。






麦茶を飲むときのレオンは、勢いがあってつい見入ってしまう。


















あら、こんなに丸かったかしら。と思う。

















マフラーはほどくことにした。使えるものに編み直し。

















腹巻きの予定だけど、それでもいやがったらオリヴィエがネックリングとして使うよ、と言ってくれている。編み込んだのは family tree というモチーフ。ほぼできあがってもう輪に閉じているところ。





2009年12月19日土曜日

ストールであったかく。









ママは巻くものが大好きなのね。





その割にはストールの棚がごちゃごちゃだったので整理をしていたら、思い出のものが出てきた。大切に包んであるアイスグレーのパシュミナのストール。






















まだニューヨークにいたとき。取材で知り合ったチベット青年協議会のKさんが経営するお店に遊びにいって、もうすぐヨーロッパへ旅行に行くと話したら、Kさんがこのストールをプレゼントしてくれた。






高価なもので、まさか受け取れないと言ったけれど、
「チベットでは旅にでる人にスカーフを贈る。無事に良い旅をまっとうできますように、と祈って」と首にかけてくれた。それでありがたく、いただいてきたもの。




















この旅行で初めてオリヴィエに会ったんだわ。














あれからKさんは、中国政府のチベット弾圧に抗議してハンガーストライキを実行し、しばらくして体調を崩した。わたしはチベットのお店を見かけるととりあえず入って、なにかひとつ買うようにしている。それがわたしからの、KさんやCPへのお礼。これからも、ずっと続けていくつもり。













2009年12月16日水曜日

ブランケット。





気がつくと、部屋にぬいぐるみをずらっと並べて、それぞれにチュウをして、じっとみつめていたりする。




















先週、お出かけしようと準備していたら、レオンが玄関前でブランケットを抱きしめて立っていた。えっ、どしたの、急に。

























その日以来、いつも車の中に持っていく。ブランケットの中には

















水色のクマさん。マチューが選んでくれたクマさんだねえ。








2009年12月12日土曜日

デイケア二日目。






やっと鼻炎がきれいに治って、木曜にデイケアに行くことができた。

















9時半から13時まで。迎えにいったら、大きな笑顔で先生たちにジャンプハグしている最中だった。わたしの姿を見つけても、さっと目をそらして遊びに行ってしまう。すっごく楽しんでるんだねえ。ママは安心だ。


















レオンくん、お弁当が足りないみたいですよ、と言われた。




8人の子供たちがひとつのテーブルを囲んで食べるんだけど、レオンは一番初めに食べ終わり、その後はみんなの後ろをぐるっと回って、肩越しに全員のお弁当を見てまわっていたらしい。ハンカチ落とししているみたいでしたねえ、って。





















工作の時間では、レオンの分も先生が作ってくれた。




















鈴が優しくリンリン鳴る。パパに見せたら、こうするんだよ!とばかりにレオンが腕に通して鳴らして見せた。クリスマスの鈴リング、とってもいいよ。