ガース・ウィリアムズの「しっぽのおはなし」という絵本。レオンは悩んでいるみたい。
いろんな動物のしっぽについての話で、前から順に一枚一枚、レオンはそれはそれは丁寧に検証するようにめくる。
でもこれにはちゃんと意図がある。最後のページは、男の子が「どうしてぼくにはしっぽがないの」って絵なんだけど。
このページにくると待ってましたとばかりに、くるっと天地を逆にする。
何度もくるっくるっと天地を逆にしながら、じいっとこのページを検分している。声をあげて、これおかしいでしょ?とわたしになんとか伝えようとするし。
逆さにすれば、男の子に見えるよ、というように。
このポーズをわたしが目の前でやってみせてあげたんだけど、つながらないらしい。
もうすぐきっと、分かる瞬間がくる。そのときのレオンをぜひ見てみたい。